マイコプラズマ感染症
長引く咳でお困りの方へ。適切な診断と治療で症状を改善します
マイコプラズマ感染症について
マイコプラズマ感染症は、一般的に「Mycoplasma pneumoniae」という病原体が原因で起こる呼吸器感染症です。独特な特徴があり、「異型肺炎」や「ウォーキング肺炎」と呼ばれることもあります。通常の風邪よりも咳が長引きやすいのが特徴です。全年齢で発症しますが、幼児〜学童期(特に小学生)などの若年層で多いと言われております。
症状
マイコプラズマ感染症は、症状の起こり方や強さなどに個人差があります。軽い風邪に似た症状で良くなる場合もあれば、肺炎や合併症を起こす場合もあります。
- 発熱(一般的に熱が出ることが多い)
- 全身のだるさ(倦怠感)
- 頭痛
- 咽頭痛(喉の痛み)
- 乾いた咳(痰が少ない)
これらの症状は通常の風邪と似ていますが、咳が長引くことが特徴です。
マイコプラズマ感染症の咳は、乾いた咳で長く続くことが多く、解熱後も 3〜4 週間程度続くことがあります。咳が悪化する場合、喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューいう呼吸音)を認めることもあります。
診断
診察
- 発熱や咳などの症状がいつから出ているか
- 咳がどれくらい続いているか
- 周囲で似た症状の人がいるか(学校・職場など)
迅速抗原検査
喉の奥のぬぐい液を調べることにより、短時間(15-20分程度)で結果が分かります。しかし、精度が完璧ではない場合があり、症状や他の検査結果と合わせて総合判断する必要があります。
血液検査
血液中のマイコプラズマ抗体を測定する検査です。結果が出るまでに時間がかかります。
治療
抗菌薬による治療
第一選択:マクロライド系抗菌薬
マイコプラズマ感染症では、マクロライド系抗菌薬(クラリスロマイシン、アジスロマイシンなど) が広く使われます。
近年、マクロライド系抗菌薬に効きにくい耐性菌が増えていることが確認されています。耐性菌に感染している場合や、服用後に熱が下がらない、または、咳が改善しない場合は、他の種類の抗菌薬へ切り替えることを検討します。
